「近代性」は、一つに規定することのできない色々な矛盾と葛藤、偶然と不連続が複雑に入り組んだ特殊な経験であり、談論です。<新女性>(仮題)展は、韓国の近代性をなす様々な局面(伝統/新しさ、自然/文明、西欧化=近代化、帝国主義、植民地主義、都市化、公的領域/私的領域、消費主義など)の交差点として、「女性」に注目します。その中で「妓生でもなく女学生でもない曖昧な女」と呼ばれていた「新女性」は、西洋と日本の文化を受容しながら選択と排除、翻訳と模倣の過程を経て構築された構成物であるという点において、複雑で非決定的な「近代性」の特徴をそのまま有しています。「新女性」は、植民地近代の日常、イメージ、談論、叙事に深く浸透しているため、本展は、モダニズム芸術以外にも、当時の多様な大衆文化も探求します。