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《ハルーン・ファロッキ - 私たちは何で生きるか?》

  • 2018-10-27 ~ 2019-04-07
  • ソウル館 6,7展示室、メディアラボ

Exhibition Overview

《ハルーン・ファロッキ - 私たちは何で生きるか?》
ハルーン・ファロッキ、<労働者は110年間の工場を去って行く>、2006
ハルーン・ファロッキ、<労働者は110年間の工場を去って行く>、2006
ハルーン・ファロッキ、<消えない花火>、1969
ハルーン・ファロッキ、<消えない花火>、1969
ハルーン・ファロッキ、<消えない花火>、1969
ハルーン・ファロッキ、<消えない花火>、1969
ハルーン・ファロッキ、<労働のシングルショット>、2011-
ハルーン・ファロッキ、<労働のシングルショット>、2011-
ハルーン・ファロッキ、<比較>、2009
ハルーン・ファロッキ、<比較>、2009
ハルーン・ファロッキ、<インターフェース>、1995
ハルーン・ファロッキ、<インターフェース>、1995
ハルーン・ファロッキ、<インターフェース>、1995
ハルーン・ファロッキ、<インターフェース>、1995
ハルーン・ファロッキ、<パラレル I>、2012
ハルーン・ファロッキ、<パラレル I>、2012
ハルーン・ファロッキ、<パラレル II>、2014
ハルーン・ファロッキ、<パラレル II>、2014

[展示概要]
国立現代美術館は、映画と世界に対する省察をもとに革命的な映画の新しい可能性を模索した、現代映画史の重要な作家の作品を展示に再構成して紹介するプロジェクトの一環として、<フィリップ・ガレル、燦爛たる絶望>(2015)、<ジョナス・メカス - 刹那、さっと、振り返る>(2017)を開催しました。2018年は、大国の覇権競争の構図の中で揺れる韓国と東アジアの情勢、全体主義の亡霊が出現する今日の世界の中で、ドイツの作家ハルーン・ファロッキの批判的解体の声を呼びこみます。ドイツの映画監督であると同時にメディアアーティストでもあるハルーン・ファロッキ(1944-2014)は、世界を支配する画像の作用方法を洞察し、メディアと産業技術が人間に及ぼす暴力性を批判しました。社会文化全般にわたる現象の背後を緻密に調査し、現在の世界を支配する力に便乗した画像の実体を追跡しながら、映画が反理性の時代に理性を回復する役割を果たしたいと考えました。本展は、画像に具現された媒体実験によって、労働、戦争、テクノロジーの裏側を新たな視点で見つめようとするハルーン・ファロッキの作品で構成されています。


[展示構成]
<パラレル I - IV>(2012-2014)シリーズは、コンピュータグラフィックスの画像など画像再現技術の分析によって、現実と画像の関係について認識論的にアプローチしています。初期のコンピュータゲームを構成したグラフィック画像から始まり、より精巧に現実の画像に近づけ、仮想世界構築までを並列的に示しています。ビデオゲームの画像は映画の観察画像とは異なり、特定のアルゴリズムによってゲームの規則を作って映画を鑑賞する時の感情移入とは別の形態の体験を作り出します。ハルーン・ファロッキが「人間と背景の間の中間に存在する相互媒介的存在」と呼ぶゲームの中のアバターによる調整の世界は、選択の限界にぶつかりながら完璧な調停者になることができない人間の矛盾を可視化します。


<インターフェース>(1995)は、ハルーン・ファロッキが初めて展示を目的に制作した作品で、自身のエッセイドキュメンタリー映画を編集室のモニター2の台で再生しながら画像の配列と編集、隣り合う二つの画像間の関係を比較、分析します。ハルーン・ファロッキは、映画を通じて分節して配列されながら意味を生産する画像の属性と関連付けられた政治・社会的背景の談論風発を模索します。


<労働者は110年間の工場を去って行く>(2006)は、1995年に作ったフッテージフィルム<労働者は工場を去って行く>を12チャンネルモニターのインスタレーション展示に再構成した作品です。リュミエール兄弟が1895年にフィルムカメラで撮影した最初の記録映画<工場の出口>は、仕事を終えて帰る労働者の姿を捉えた46秒間の超短編です。ハルーン・ファロッキは、大衆に公開されたこの最初の映画をモチーフにして、映画史110年間に制作された多くの映画の中で退勤する労働者の姿がある11本の映画とフッテージフィルムの断片を提示します。


<比較>(2007)は、手工業形態の労働が生産機械の発明とともに大量生産のフォーマットに変化し、機械が労働力の代替となる産業革命の過程の中で共存する労働の多くの形態を示しています。伝統的な方式で煉瓦を生産するアフリカとインドの労働者と高度な機械で煉瓦を大量生産するヨーロッパの煉瓦工場の画像を比較して見ることができます。


<労働のシングルショット>は、ハルーン・ファロッキとアンチェ・エーマンが2011年から始めたワークショッププロジェクトで、ハルーン・ファロッキがこの世を去る2014年まで15都市で撮影し、2017年に再開されてから3都市が追加されました。このプロジェクトは、世界各地の労働現場を分節のないシングルショットで撮影することを原則に制作されました。本展では、2017年に制作された三つの都市の中でリトアニアの首都ヴィリニュスを加え、16都市で制作された映像が展示されます。人為的編集を排除し、多様な形態、場所、関係の中で行われる労働の画像は、政治的宣伝やフィクションの材料ではなく、特定のテーマに関連するドキュメンタリーの部分もありません。生きるために働く16都市の人々の多様な労働の行動そのものを見ることは、匿名の人々それぞれが持つ劇的な物語を想像するというより、人間が共通して直面している生きる条件、すなわち現実を直視することに近いです。


<リメイク-労働者は工場を去って行く>は、リュミエール兄弟の<工場の出口>のように、12都市の多様な労働者の退勤の様子を記録したプロジェクトで、<労働のシングルショット>と一緒に業務が終わって職場を出る人々の姿を捉えています。労働の断片的記録であるこの画像は、映像に記録するという行為によって、私たちの時代、地域、歴史、瞬間を思惟することができるという可能性を提示します。

  • 作家
    ハルーン・ファロッキ
  • 作品数
    9点